missavを紹介するのは違法?知らなかったでは済まされない著作権のリスク

1. はじめに:missavが話題だけど…ちょっと待って!

いま、”missav”というサイトが大きな話題を呼んでいます。missav.comがFanzaに接収され、missav.wsというドメインで運営を続けていましたが、現在はそのドメインもアクセスできなくなりました。

missavでは無料でアダルト動画が見られることから、多くのユーザーが「便利!」「無料!」と拡散していますがこのサイトに掲載されているコンテンツは違法であり、著作権違反をおこなっているサイトであることが明白となっています。

しかしながら現在もこのサイトを見る方法を解説しているサイトやSNSが後を立ちません。ですがそのような行為には大きなリスクが潜んでいることをご存知でしょうか? ただサイトを紹介しただけでも、著作権法違反になる可能性があるのです。

本記事では、missavが話題になっている背景から、法律的な問題、そして紹介行為がもたらすリスクについてわかりやすく解説します。

2. missavとは?なぜ注目されているのか

missavは、アダルト動画を無料でストリーミングできる海外のサイトです。特に日本のAV作品を中心に掲載しており、日本語対応していることもあり、日本国内でも爆発的に広がっています。
YouTubeやX(旧Twitter)などのSNSでも話題になっており、多くの人が「見れる方法」や「アクセス方法」を紹介し合っています。

3. missavは違法サイトなのか?

結論から言えば、missavは違法コンテンツを多く含むとされるサイトです。著作権者の許可なく動画をアップロードしている場合、明らかに著作権法違反にあたります。
たとえサイト自体が海外にあったとしても、日本の著作物に対する権利侵害が生じていれば、違法と見なされます。

4. 問題は「紹介すること」そのものにある

ここで注意すべきなのが、「自分は動画を見ただけ」「アップロードはしていない」と思っていても、サイトを紹介・リンクする行為そのものが違法とされる可能性があるという点です。
2021年に施行された「リーチサイト規制」により、違法アップロードされたコンテンツに誘導するリンクを集めたサイトや、SNSでのリンク拡散行為も著作権侵害の幇助行為と見なされ、刑事罰の対象となりました。

リーチサイト規制とは?
「リーチサイト」とは、違法にアップロードされた著作物(漫画、動画、音楽など)へのリンクをまとめて掲載し、ユーザーを違法サイトへ誘導するサイトのことです。
これまではリンクを貼るだけでは法的にグレーゾーンでしたが、近年の法改正で明確に「違法」とされました。


法的根拠
※改正著作権法(令和2年改正/2021年1月施行)
対象となる行為:
違法アップロードされた著作物へ誘導するリンクをまとめて掲載する
SNSやブログなどで継続的に紹介・誘導する行為
アクセスを助長するようなサイト構成・表現


内容 罰則内容
リーチサイト・リーチアプリの開設・提供 5年以下の懲役または500万円以下の罰金、またはその両方
リンク掲載による著作権侵害の幇助(悪質な場合) 刑事罰や損害賠償請求の対象となる可能性あり
非営利・軽微なリンクでも 民事上の責任(損害賠償など)を問われることがある

5. SNSやブログでの紹介行為がもたらすリスク

よくあるNG例:
・SNSで「このサイト便利!」と書いてURLを貼る
・ブログでmissavへのアクセス方法を紹介する
これらはいずれも、違法コンテンツへの誘導と判断される可能性があります。特にアフィリエイトなど、金銭的利益が絡む場合は、より厳しく見られます。
「バレなきゃ大丈夫」と思うかもしれませんが、SNSやブログにはログが残ります。悪質と判断されれば、警告やアカウント凍結、さらには法的措置の対象となることも。

行為 違法性の可能性
自分のSNSで「missavは便利」と紹介する ✕ 違法の可能性高い
ブログ記事で「missavのリンクはこちら」と記載 ✕ 違法の可能性高い
DMなど非公開で友人にURLを教える △ 非公開でも注意が必要
missavの存在に触れるが、リンクは貼らない △ 表現方法次第。推奨しない

6. 実際に摘発されたケースから学ぶ

過去には、違法漫画サイト「漫画村」や、アニメ違法配信の「Anitube」などを巡って、紹介・リンクを貼っていた人間も捜査の対象になったことがあります。
missavのようなサイトも、同様に今後摘発の動きが出てくる可能性は十分にあります。

摘発事例
漫画村に関する事例:

2019年7月、福岡県警察など6都県警察合同捜査本部は、違法漫画リーディングサイト「漫画村」を通じて、漫画作品を権利者に無断で公開していた男女2名を著作権法違反の疑いで逮捕しました。
参照「一般社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会」より

違法コンテンツへのリンクを提供する行為が法的責任を問われる可能性があることがわかります。​特に、リーチサイト規制の強化により、違法コンテンツへのアクセスを助長する行為は厳しく取り締まられる可能性があります。

7. まとめ:今こそ情報リテラシーとモラルが問われる

話題になっているからといって、軽い気持ちで拡散したり紹介したりするのは非常に危険です。法律は「知らなかった」では済まされません。
情報を発信する立場にある私たちは、自分の言動がどう受け取られ、どんな影響を与えるのかを考える必要があります。
注目を集めるより、身を守ることが何よりも大切です。
missavのようなサイトが話題になっている今だからこそ、冷静に、正しい知識で判断しましょう。

結論:違法サイトは見てはいけない。紹介してもいけない。絶対利用してはいけません。

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